「わかりやすい」の作り方!初心者でも伝わるブログ文章に仕上げるコツを図解12枚付きで解説
こんにちは!ひつじです(@hituji_1234)
今日は前回の2020年のブログの稼ぎ方に続き、hitodeblogの場を借りて、「わかりやすい」の作り方というテーマでお話をさせてもらいますね!
わかりやすいブログの文章の作り方について、解説させてもらうね!
よろしくお願いしますー!
最近はいろいろなブロガーさんの相談を受けていますが「自分のライティングに課題を感じている」って人はやっぱり多いですね。
僕も初心者の頃はわかりやすい文章が書けなくて苦労したので、改めて「どうすればわかりやすい文章に仕上げられるのか?」についてノウハウ整理したいと思います!
わかりやすい文章を作るメリットは、
- ブログの説得力を増すことができる
- 完読率や回遊率が上がって成果が増える
- 自分の発信が届いて、ファンを増やすことができる
- SNSで発信がシェアされやすくなる
などなど、色々な恩恵を受けられることですよね。
「わかりやすさ」は発言を届けるための強力な武器だよ!
今はたくさんのコンテンツが溢れている時代なので「分かりやすい」は大きな強みになっています。
ちょっとした意識の積み重ねで「わかりやすい」は作れるので、その方法について書かせてもらいますね!
「わかりやすい」を作るためのヒント4つ
ではさっそくですが、僕が意識している「わかりやすい」を作る4つのテクニックについてまとめました↓
- 書く準備をしっかりする
- 読みたい気持ちを引き出す
- 1度に伝えすぎない
- 伝えたい要点を目立たせる
一見すると「なんだ、簡単そうじゃん」と感じますが、いざ実行となると難しいことばかり
どれも大事なポイントで、初心者の時は特に意識してもらえるといいと思います。(僕も意識しないとついつい抜けてしまいがち
これが完璧にできれば中級者以上だと思う!
この4つが全部できたら中級者以上のお墨付きを押せます。では、ひとつずつ解説させてもらいますね!
1.「書く準備」で完成度は決まる
記事を書くとき、いきなりワードプレスを開いてカタカタと書き始めていないですか?
いきなり記事を書き始めてもOKだけど「書く準備」をしていると尚いいかもよ?
記事を書く準備というのは、次の3つのようなことです↓
- 記事のターゲットを決める
- ターゲットの知りたいことを整理する
- “知りたいこと”への回答を用意する
ちょっとしたことですが、これを決めておくだけで書く方向がしっかり定まり、スピード・完成度がかなり変わってきます。
例えばこの記事も、マインドマップで「ターゲット」「知りたい事」「知りたい事への回答」を整理してから作っています↓
ちょっと凝った記事を作る時は「メモ」や「マインドマップ」に整理して考えるようにしています。
ちなみにこのマインドマップ作りについては、後から解説しますね!
こうやって前もって「誰に」「どんな話をするか」を決めておくと、記事の骨格がはっきりした状態で書き進めることができるんですね!
人間って書くことに集中すると、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。後から見直すと「あれ、なんかわかりにくい文章だな。。」となってしまうことが多いですね。
事前に書くことを決めておくと広い視野で考えることができているので、書くべきことの方向性がぶれにくくなりますよ!
いきなりカタカタ書き始めるのではなく、10分でいいので、準備に時間を作ってみてください!
2. 第一印象で「読みたい」を引き出す
記事を読んでもらえるかどうかは「第一印象 = 最初の見た目」で半分決まります。
ぱっと見で「読みたい」と思わせられるかの勝負!
分かりにくそうな雰囲気は、読む気力をなくしてしまう
これは普段の自分の行動を思い返すとよくわかると思います。
- 文字がギッチリ詰まっている
- 画像がなくてイメージが湧きにくい
- デザインが整っていなくて読みづらい
こういった記事って読みにくいし、サッと戻ることは多くないですか?
今はコンテンツが多い世の中なので、「他にももっと分かりやすい記事はないかな?」と別の場所を探しにいきますよね。(昔ならそれでも読んでくれたけど)
だから仮にめちゃくちゃ優れた情報が載っていたとしても、「わかりにくそうの壁」があると読んでくれる人が減ってしまうわけです。
「わかりにくそう」だから読まれないのはすごくもったいないよね
読者の “読みたい気持ち” を引き出すためにも「記事の第一印象」にはすごく気をつけて仕上げよう!
第一印象を良くして「読みたい」と思わせるためには
- 図解を使って理解のハードルを下げる
- 要点をリストやボックスでまとめる
- できるだけ平易な言葉を使う
- 読みやすいようにデザインを工夫する
といった、ちょっとした努力の積み重ねで「わかりやすそう」を演出することが大切です!
(この記事も、そういった方法をたくさん取り入れていますよね)
そうやって「読みたい」と思わせることが、ブログの完読率や回遊率を上げたり、最終的にはコンバージョン数を増やすことに繋がっていくわけですね!
3.「伝えすぎない」がわかりやすいを作る
メッセージを絞るのは「わかりやすい」を作るのに超有効な手段です。
わかりやすさを作るのは足し算ではなく、引き算だよ
たしかに、いらないものを削るのって超大事!
1つのテーマに特化した上で「本当に知っておいた方がいいことだけ」をピックアップするのが理想です!
たとえば「おいしいパスタの作り方」というテーマで記事を書くとします。
もしターゲットが料理初心者なら、初心者が知っておくべき要点だけを伝えましょう。中級者以上の内容は排除するか、軽く流すべきです。
逆にターゲットが料理上級者なら、初心者的な知識は軽く流して、上級者が知るべき内容に特化して作るべきです。
読者が初心者なら、初心者向けの情報に絞る。上級者向けの情報は別の記事などで伝える。
読者が上級者なら、初心者向けの情報は削ぎ落として、上級者向けの情報に絞る
「そんなの当たり前じゃん!」って思うかもだけど、意外とこれが難しい
「おいしいパスタを茹でるためのテクニック」は細かいことを言えば、たぶん無数にあります。初心者向けのものから上級者向けのものまで、ありとあらゆる方法があるでしょう。
でも、読者が1回でキャッチできる情報のキャパは決まっているので、そのぎりぎりの範囲にとどめておくことをお勧めします。
すべて伝えるのは「正確」かもしれませんが、一度にすべて同時に伝えてしまうと読者の頭がパンクしてしまいます。結果として「なんかすごいけど分かりにくいな」という印象を持たれてしまう可能性もあるでしょう。
だからターゲットに合わせて、情報(メッセージ)をあえて絞っておくべき!
敢えて伝えない選択も大事だね
4. 伝えたい要点はしっかり目立たせる!
伝えたいメッセージ(要点)がしっかり届くほど、文章はわかりやすく仕上がります。
前提として、ほとんどのブログ読者は流し読みをしています。丁寧に文章を書いても、めちゃくちゃ読み流されていると思った方がいいです。
流し読みの人にメッセージを届けるために、情報に強弱をつけて、要点が一瞬でわかるようにしましょう。
- 太字にする
- マーカーを引く
- リストで整理する
- ボックスで囲む
- 「」や【】で囲む
こうやって、情報を目立たせるテクニックはたくさんあります!(全部使う必要はありません。)
自分の好みのものを使えばオッケー!
僕は「リストでの整理」や「括弧で囲む」は使いやすくて好きだからよく使ってる
強調を上手く使えると流し読みでも要点が拾えるので、メッセージ(その記事であなたの伝えたいこと)がしっかりと読者に伝えられるようになりますよ。
ただし、強調テクの多用もよくないです。大量にマーカーを引いたり、色を多用して華やかにしすぎると、逆に要点が埋もれるてしまいます。
あくまでも”相対的に”目立つことが大切です。装飾のシンプルさは保ちながら、要点部分に絞ってハイライトしてあげるのが効果的ですよ!
いざ、実践してみよう!【記事作成のおすすめ手順】
ではここからは「わかりやすい文章を作る」の実践編です!
僕ならどうやって記事を作っていくか、まとめました!
初心者の人はぜひ参考にしてね!
1. 記事のターゲットは誰?
記事をカタカタと書き始める前に「誰に向けた記事なのか?」「その人はどんな悩みをもっているのか?」を整理しておくのがおすすめです。
自分が誰のために記事を書いているのかはっきりとイメージできると、本当にその人の役に立つ記事に仕上げることができますからね。
これはあるあるですが、ターゲットがイメージができていない状態で文章を作ってしまうと、誰にも刺さらない記事になってしまいがちです↓
でも、もっともっとターゲット像が具体的になると、それは人の役に立つ記事になっていきます↓
こんな感じで、ターゲットはできるだけ具体的にイメージしましょう!
誰のために記事を書くのか?どういった悩みを持っているのか?をハッキリさせておくと、本当の意味で、読者のためになる記事に仕上げられます。
ターゲットが見えていると、この記事で「伝えるべき情報」と「伝えなくていい情報」も自ずと決まってきます
2. 「ターゲットの知りたいこと」を整理する
では、ターゲットの知りたいことを整理していきましょうか!
例えば、この記事を作るにあたって、僕はマインドマップ(Xmind)を使ってこんな風に整理しています↓
こうやって「ターゲットの知りたいこと」を整理していきましょう。
とくに、過去の自分の経験を思い出しながら考えるのは効果的です!
- 自分がプログラミング初心者だったとき、これに困ったよな。
- 一人暮らしして料理初めて作ったとき、これに苦戦したよな。
- 初めて英会話のレッスン行くとき、あれ準備しといたらよかったな
みたいな感じですね。
「これがわからなくて困ってたな」「あれは早く教えて欲しかったよな」みたいに、記憶を辿って思い出しみるといいよ!
ほかにもSNSや雑誌も、悩みのリサーチには役立つね!
3. 回答を整理しよう
さて「記事のターゲット」と「ターゲットの知りたいこと」が決まりましたね。
次はどんな記事内容に仕上げていくか、マインドマップを使ってさらに整理を進めていきます。
こんな感じで「知りたいこと」に回答をつけて整理していくのがおすすめです。
イメージは台本作りですね。こうやって台本を整理しておくだけで、完成度がグッとあがります!
マップ作りには10分~1時間ほどかかることもありますが、でき上がれば記事化はグッと楽になりますよ!
逆に、このマップ作りを疎かにすると記事作りが難航したりするので、余計な時間を食われることが多いです。
マインドマップを横に開きながら記事を書くと、スムーズに記事をかいていくことができますよ!
僕は右にマインドマップ、左に執筆画面を置いて書いてます!
4. 見出し(H2 / H3)から構成を練る
「ターゲット」「知りたいこと」「回答」が出そろったので、それを元に記事を書き進めていきましょう!
先ほど作成したマインドマップを見ながら、以下のように割り当てていくとだいたい上手くいきますよ!
- 読者の知りたいこと → H2見出し
- 知りたいことの答え → H3見出し
マインドマップを見出しに割り当てて全体構成をざっくり決めましょう。
話の流れにひっかかりはないか?わかりやすい順番で解説できているか?など、見出しをみながらじっくり考えていきます。
5. あとは内容を書き進める!
ここまで来たら、もう迷うことは何もありません。
あとは手を動かすだけだね!
記事の骨格(見出し)ができ上がっているので、あとは着実に肉付け(文章作り)をしていく作業ですね!
その際には「要点を目立たせる」「伝えすぎない」などの、わかりやすく仕上げるポイントをしっかり意識しながら文章を作っていくといいですよ。
ちなみに、ここまでやっても上手に書き進められないときは意外とあります。
その時はいったん寝かせて視野を広げたり、マインドマップをじっくり整理し直してみるといいでしょう。
あと、「ジャンルの知識不足」の場合もあまり筆が進まなかったりするよ。
その場合は一旦書くのをやめてインプットに立ち返った方がいいかもしれないね。
文章がうまく書けないときは、そもそも「知識不足」「経験値不足」である可能性は結構あります。
ジャンルの知識と経験がまだ浅い状態だと、具体的なところがぼやぼやしているんですね。だから的確な回答を用意できなかったり、いい具体例(エピソード)をだせなかったりします。
「なかなかいい文章書けないな。。」と感じたら、ぜひインプットや実践に戻って、じっくり時間をかけてみてください。
そうすると回り回って「説得力のあって人を動かせる文章」をスラスラと書けるようになるかもしれませんよ!
6.「寝かせる」と「フィードバック」で完成度を上げる
最後に、いい記事に仕上げるためには「完成度をあげる努力」がめちゃくちゃ大事です
僕はこれをめちゃくちゃやります↓
- 寝かせる
- フィードバックをもらう
この2つをしっかりやることで、記事の完成度はグッと上げられます。
毎回これをやるのは結構大変ですけど、、ライティング初心者で上達を志している人にはぜひとも実践してほしい項目です!
自分ひとりで完成度を上げる努力としては「寝かせる」はすごく効果的です。
僕は「なんか仕上がりが悪いな~」と思った時は、かならず寝かせることにしています。後日にその記事を改めてみると、視野が広がって問題がすっと解決することは多いですね。
あと、完成度を上げるならやっぱり「フィードバックをもらう」が一番大切です。
友人や家族に自分の書いた記事を見せて「わかりにくい点」「読みにくい点」がないかチェックしてもらうといいですよ。
もしかすると、誰かに見せるのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、文章は誰かに見てもらって、反応を取り入れてやっと上達していくものです。
まとめ
以上、僕が「わかりやすい」を作るために普段気をつけているポイントについて書きました。
できるだけシンプルにはまとめましたが情報量は多かったので、記事を書く時にこのページを開きながら使ってもらえると幸いです!
なお、この記事をわかりやすくするための図解は、イラストレーターの一二三かおりさん(@tiredbear_chan)にお願いしました。素敵なイラストをありがとうございました!
他にも載せきれなかったポイントを下で紹介しておきます!
「わかりやすい」を作るためのテクニックって本当に細かいです。
行間・装飾・文字の使い方でもだいぶ記事の印象が変わるので、ぜひ色々と試行錯誤をしてみてください。
ではでは!最後まで読んでいただきありがとうございました。
【補足】書ききれなかったポイントの箇条書き
最後に殴り書きですが、メインでは扱わなかったポイントも載せておきます。基礎はできていて、もっとライティングを上達させたい人は参考にしてください!
1.ターゲットと同じ言葉で話す
言葉のレベルをターゲット層と同じに合わせましょう。ちょっと上から目線な表現ですが、書き手のほうが知識豊富なことは多いので、難しい単語を使いがちだから注意!
2. 文字を削ってシンプル化する
文章はシンプルなほど伝わりやすい性質があります。なくても伝わる文字は1文字でも削ぎ落としましょう!(SNSでもかなり有効です)
3. ひらがなと漢字の割合をいい感じにする
漢字連発の文章は非常に読み難い。ひらがなばかりにしてしまうと文の切れ目がわかりにくい。いい感じの割合で、漢字とひらがなを配置する意識を持ちましょう!
4. 専門用語をできるだけ減らす
初心者ほど専門用語は理解しにくいので、出現回数を減らしてあげる。専門用語を使うときは、ちゃんと解説を入れてあげましょう!
5. 余白をいい感じにあける
デザインが綺麗な文章は読みやすいですが、そのコツは「余白感」にあります。区切り線や吹き出しなども駆使して、余白を作ってあげるといいかもしれませんね。
6. 色を使いすぎない
これもデザインの話に近いですが、たくさんの色を使いすぎると読みにくさが強くなります。ブログで使う色はできるだけ少なく留められるといいですね。
7. スマホでもパソコンでも読みやすいか?
文章は基本的にはパソコンで作ることは多いですが、スマホで見た時に読みやすくなっているか?もちゃんと確認しましょう。読者の大半はスマホユーザーです。
8. 反復して伝えて理解度を上げる
読者のほとんどは読み流しなので、1回言われたくらいでは見逃してしまうことは多いです。重要なことは何度も伝えて、理解しやすい文章に仕上げましょう。
9. 話をあまり脱線させない
要は「伝えすぎない」と同じですが、話が脱線すると要点がわからない文章になります。大きく脱線しそうなら内部リンクを置いておき、別記事で読んでもらいましょう。
10. 接続詞を上手く使って文書の流れをイメージしやすくする
「さらに」「また」「しかし」「たとえば」「なお」、、など順接・並列・逆接・例示・補足などの表現を使い分けましょう。それだけで文章の流れがすっと頭に入ります。
ちなみに、ここまでお伝えしたのは「わかりやすい文章を作るテクニック」です。
ライティングには他にもいろんなテクニックがあります。
「売るためのライティング」
「SEOライティング」
「ファンをつけるカリスマ的なライティング」
はまた別の能力が必要になります。ライティングの奥は深いので、書籍なども読みながら実践して覚えていきたいところですね。
たくさんの事を伝えたので、記事を書くときにでも読み返してもらえると嬉しいです!
ありがとうございましたー!
ヒトデ様
先日ヒトデ様のブログからサーバを契約して、ワードプレスを一通り設定できました。分かりやすかったです。ありがとうございます。
そこで文章が出来上がったのですが、こちらのサイトのように見出しを付けたり、吹き出しを使ったり、箇条書き項目を作ったりするには、はなにかアプリをインストールするのでしょうか。このやりかたをヒトデ様のブログを探したのですが、見つけられなかったのでできれば教えていただきたいです。
みあみあさん
記事の書き方はこちらをどうぞ~!
https://hitodeblog.com/gutenberg
ひつじさんが書かれたこの記事がとてもわかりやすいサンプルになっていますね。何度も見ながら記事を作っていきます。
ヒトデさん、ひつじさんありがとうございます